院長ブログ
2013年11月27日 水曜日
輸血でHIV感染!プラセンタは大丈夫?
検査をすり抜けた献血血液の輸血によるHIV感染者が発生しました。
ウインドウ(感染後、検査で検出できるようになるまでの期間)の存在を考えれば、感染を100% 防ぐことが不可能であることは、感染症の専門家でなくても誰にでも分かることです。性善説に基づく問診で感染を完全に防げる訳がありません。1999年より導入されたNAT(核酸増幅)による検査により、すり抜けの確率は減少しましたが、輸血による感染を100% 防ぐことは不可能です。
アンチエイジング医療、美容医療の世界でもてはやされているプラセンタ。
効果は学問的にも証明されています。しかし、プラセンタは血液製剤の一種(特定生物由来製品)です。プラセンタ注射を受けた人は輸血をすることはできません。メーカーは、次の点から,プラセンタの安全性は保たれていると発表しています。
1.高圧蒸気滅菌によりウイルス・細菌は不活性化されている。
2.塩酸加水分解法により胎盤中のたんぱく質はアミノ酸に分解される。
3.胎盤提供者の渡航歴は厳しくチェックされている。
いくら安全対策を施しても、人間の行為に100% はありえません。原発事故の直後、何重もの安全設計が施されているのでメルトダウンはありえないと専門家は言っていましたが,あの有様です。これまで安全だったからこれからも安全とは限りません。胎盤提供者が海外渡航歴を隠していたら、狂牛病(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)にかかる恐れがあります。ウインドウの問題だけでなく,製造過程での不具合や人為的ミスだって起こりえます。不都合な真実はメーカーが公表しないかもしれません。疑えばきりがありません。
したがって、医師には有効性と安全性を十分に説明する義務があり、治療を受ける側は、それを理解し、納得した上で、治療を受ける必要があると思います。
皆さん、きちんと説明してもらいましたか?
ウインドウ(感染後、検査で検出できるようになるまでの期間)の存在を考えれば、感染を100% 防ぐことが不可能であることは、感染症の専門家でなくても誰にでも分かることです。性善説に基づく問診で感染を完全に防げる訳がありません。1999年より導入されたNAT(核酸増幅)による検査により、すり抜けの確率は減少しましたが、輸血による感染を100% 防ぐことは不可能です。
アンチエイジング医療、美容医療の世界でもてはやされているプラセンタ。
効果は学問的にも証明されています。しかし、プラセンタは血液製剤の一種(特定生物由来製品)です。プラセンタ注射を受けた人は輸血をすることはできません。メーカーは、次の点から,プラセンタの安全性は保たれていると発表しています。
1.高圧蒸気滅菌によりウイルス・細菌は不活性化されている。
2.塩酸加水分解法により胎盤中のたんぱく質はアミノ酸に分解される。
3.胎盤提供者の渡航歴は厳しくチェックされている。
いくら安全対策を施しても、人間の行為に100% はありえません。原発事故の直後、何重もの安全設計が施されているのでメルトダウンはありえないと専門家は言っていましたが,あの有様です。これまで安全だったからこれからも安全とは限りません。胎盤提供者が海外渡航歴を隠していたら、狂牛病(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)にかかる恐れがあります。ウインドウの問題だけでなく,製造過程での不具合や人為的ミスだって起こりえます。不都合な真実はメーカーが公表しないかもしれません。疑えばきりがありません。
したがって、医師には有効性と安全性を十分に説明する義務があり、治療を受ける側は、それを理解し、納得した上で、治療を受ける必要があると思います。
皆さん、きちんと説明してもらいましたか?