院長ブログ
2013年7月30日 火曜日
抗加齢医学会臨床データ報告会2013
抗加齢医学会臨床データ報告会に出席してきました.抗加齢医学を実践している臨床医が集まって,症例や臨床研究の結果を検討し合うものです.今年は第4回で,神戸の六甲山ホテルで開催されました.僕は,「男性ホルモン補充療法における唾液検査の有用性について」という題で発表しました.国内で早くからこの分野のトップとして臨床に取り組んでおられる有名な先生から高いご評価をいただき,大変勇気づけられました.
この会は,別名「合宿」で,みんなが同じホテルに泊まり,土曜日は,夕食をはさんで夜10時までディスカッションします.リラックスした服装で,和気藹々とした研究会ですが鋭い質問や意見が飛び交いました(なんと,僕は,みんなとビールやワインを飲んだ後の発表でした(^_^;)).この会の良い点は,アンチエイジングの臨床現場でがんばっておられるいろいろな先生との交流が深められることです.来年は広島,再来年は福岡で開催されます.
一年後,皆さんと会える日を楽しみに,がんばっておられる皆さんの顔を思い浮かべながら,僕もがんばっていきたいと思います.
2013年7月 7日 日曜日
みんなで抗加齢医学会に行ってきました
寂しいことに、このメンバーのうち2人が、いっぺんに、遠くに、お嫁に行くことになりました。中島こうやクリニックでは、事務職員、看護師を募集してます。アットホームなクリニックです。アンチエイジングに興味がある方、笑顔に自信のある方、待ってます。
2013年7月 3日 水曜日
もしかして男性更年期?
①疲労感、抑うつ、集中力低下、イライラなどの精神・心理症状、
②頭痛、めまい、発汗、睡眠障害などの身体症状、
③性欲低下、性機能低下などの性機能関連症状,
これらの症状は、この年代に特有の、職場や家庭でのストレス、身体的な衰え、ホルモンの加齢性低下などによって引き起こされるため、男性更年期障害と呼ばれています。女性だけでなく、男性にも更年期障害があるのです。
男性更年期障害のなかでも、特に男性ホルモン(テストステロン)の加齢性低下によって引き起こされる症状をLOH症候群(加齢性性腺機能低下症)と呼びます。LOH症候群の診断は、自覚症状とフリーテストステロン値(8.5pg/ml未満)によってなされます。自覚症状の診断には、AMSスコアという問診票が用いられます。診断と治療方針決定のためには、フリーテストステロンだけでなく、性腺刺激ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンなどのホルモンや、栄養状態を評価するための血液検査、前立腺癌の検査が必要です。また、うつ病との鑑別が重要です。
もしかして男性更年期?と思われる方は、中島こうやクリニックまで。