院長ブログ
2013年12月20日 金曜日
水素の話 (1)
今年もたくさんの学会やセミナーに参加しました。
一番印象に残ったのは、太田成男先生の水素についてのご講演です。
太田先生は、ミトコンドリア研究の第一人者として知られていますが、マスコミにもしばしば登場され、今では水素博士としての方が有名かもしれません。
太田先生は、2007年に世界で初めて
「水素が細胞内で抗酸化作用を発揮し、細胞を保護する」
ことを発見し、Nature Medicineに論文を発表されました。
その論文をきっかけに世界中で水素の医学研究が開始され、これまでに300以上の学術論文が発表されています。国内でも、約50の大学、研究所で水素の研究がなされています。
生体内における水素の働きの特徴は次の3点です。
1. 生体に必要な活性酸素は除去せず、最も有害なヒドロキシラジカルを選択的に除去する。
2. 生体膜を自由に通過し、水溶性領域、脂溶性領域にかかわらず、細胞のすみずみまで行き渡る。脳血液関門も通過する。
3.活性酸素を除去した後は水になり、無毒である。
水素の研究では、実験結果がよすぎて、研究の当事者でさえ、なかなか結果を信用できないことがあるそうです。
結果が良すぎたため、本当にその結果を発表して良いのか、何度も確かめたそうです。
太田先生のセミナーの内容、著書の内容を中心に、何回かに分けて、水素の話をしたいと思います。
当院でも、これから、水素の臨床研究を進めていこうと考えています。
一番印象に残ったのは、太田成男先生の水素についてのご講演です。
太田先生は、ミトコンドリア研究の第一人者として知られていますが、マスコミにもしばしば登場され、今では水素博士としての方が有名かもしれません。
太田先生は、2007年に世界で初めて
「水素が細胞内で抗酸化作用を発揮し、細胞を保護する」
ことを発見し、Nature Medicineに論文を発表されました。
その論文をきっかけに世界中で水素の医学研究が開始され、これまでに300以上の学術論文が発表されています。国内でも、約50の大学、研究所で水素の研究がなされています。
生体内における水素の働きの特徴は次の3点です。
1. 生体に必要な活性酸素は除去せず、最も有害なヒドロキシラジカルを選択的に除去する。
2. 生体膜を自由に通過し、水溶性領域、脂溶性領域にかかわらず、細胞のすみずみまで行き渡る。脳血液関門も通過する。
3.活性酸素を除去した後は水になり、無毒である。
水素の研究では、実験結果がよすぎて、研究の当事者でさえ、なかなか結果を信用できないことがあるそうです。
結果が良すぎたため、本当にその結果を発表して良いのか、何度も確かめたそうです。
太田先生のセミナーの内容、著書の内容を中心に、何回かに分けて、水素の話をしたいと思います。
当院でも、これから、水素の臨床研究を進めていこうと考えています。