院長ブログ
2012年11月10日 土曜日
心筋梗塞の再発予防にキレーションが有効
米国心臓病学会で発表されたTACT試験に関する速報が、日本キレーション治療普及協会と点滴療法研究会からメールで届きました。
TACT試験とは、米国国立衛生研究所(NIH)で2002年から2011年にかけて実施された研究で、キレーションが心筋梗塞の再発予防に有効であるかどうかを見たものです。虚血性心疾患の発作の既往がある患者1708名(134施設)を二重盲検法でキレーション治療群と対照群に振り分け、予後を比較したところ、死亡や重症心血管事象の頻度がキレーション群で統計学的に有意に低く(26.5% vs 30.0%)、特に、糖尿病患者では新たな心血管事象が34%減少したという結果でした。
これまでも、キレーションの有効性に関する論文は数多く出されていますが、TACT試験は二重盲検法による初の大規模臨床試験であり、Na-EDTAキレーションの虚血性心疾患に対する有効性を示す非常にインパクトがあるエビデンスだと思われます。キレーションに関わる皆が待ち望んでいた結果です。福岡アンチエイジングNAVIでも、TACT試験が進行中ですと記載していましたが、さっそく書き換えなければなりません。11月に第8回キレーション治療セミナーが開催されますが、会長の満尾正先生のコメントが楽しみです。
TACT試験とは、米国国立衛生研究所(NIH)で2002年から2011年にかけて実施された研究で、キレーションが心筋梗塞の再発予防に有効であるかどうかを見たものです。虚血性心疾患の発作の既往がある患者1708名(134施設)を二重盲検法でキレーション治療群と対照群に振り分け、予後を比較したところ、死亡や重症心血管事象の頻度がキレーション群で統計学的に有意に低く(26.5% vs 30.0%)、特に、糖尿病患者では新たな心血管事象が34%減少したという結果でした。
これまでも、キレーションの有効性に関する論文は数多く出されていますが、TACT試験は二重盲検法による初の大規模臨床試験であり、Na-EDTAキレーションの虚血性心疾患に対する有効性を示す非常にインパクトがあるエビデンスだと思われます。キレーションに関わる皆が待ち望んでいた結果です。福岡アンチエイジングNAVIでも、TACT試験が進行中ですと記載していましたが、さっそく書き換えなければなりません。11月に第8回キレーション治療セミナーが開催されますが、会長の満尾正先生のコメントが楽しみです。